中津川の20年後を考えてみた

Chikirinの日記「次の50年で4500万人減るということ」(2015/12/11)を読んで、(なんとなく頭の片隅では理解していたけど)衝撃を受けたので、私が住んでいる岐阜県中津川市に当てはめて将来を考えてみました。

将来のことを考えるのって難しいけど、今からしっかりと考えておいたほうがいいなと思いました。

あ、おはようございます。

まき(@makio_nakatsu)です。今日はちょっと真面目な話を。

50年後の日本

Chikirinの日記には、2015年現在1億2,689万人の日本人が、50年後には8,135万人まで人口が減少する(4,554万人減)と記載されています。数字は
総務省の統計に載っています。

今の日本で関東、関西、中部以外の地域の人口が合計4,579万人なので、北海道、東北、北陸、四国、中国、九州、沖縄の人口と同じくらいの人口が減るということ。

中津川市の今の人口は8万人ほどなので、中津川市と同じくらいの街が570個消滅するということになります。おそろしいですね。

◎50年後の日本の人口は、8,135万人

◎高齢化率(65歳以上)は、40.4%

◎生産年齢率(15〜64歳)は、50.6%

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(総務省統計局のデータ)

50年後の中津川市の人口は、およそ4万人(下表パターン1)で、現在の半分になりそうです。

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(中津川市の統計データ)

わたしは今30代前半なので、50年後は80歳。ちょっと先のこと過ぎて想像もつかないけど、子ども・孫の世代にはがっつり影響がありそうです。どんな影響が出るのでしょうか。

20年後の中津川市を想像してみる

50年先はちょっとわかりにくいので、20年後を想像してみます。

先のグラフを見てみると、2035年は最悪のパターンで人口6万人。2万人減少しています。
わたしは50代前半になっています。今年生まれる子どもは20歳。

そしてその子どもは、私たちが経験したことのない人口減少社会を生きていくことになります。

中津川市の産業構造

少子高齢化が更に進み、人口減による産業の衰退も起こるのでしょう。
中津川市は製造業一本足打法なので、深刻な事態になりそうです。

大手の製造メーカーや大きな工業団地を抱えている中津川市は、製造業が傾くと相当なダメージを受けます。

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製造メーカーの正社員は全国一括採用が多いのである程度の人数を確保できても、人口減少によってアルバイトやパート、派遣社員の確保ができなくなるメーカーはどうするでしょうか?

将来の技術革新によって工場で働く人そのものの需要が減っていくことも考えられます。今注目されている「人工知能(AI)」「IoT(モノのインターネット)」といった新しい技術も20年後にはもしかしたら形になっているかもしれません。「インダストリー4.0(第4次産業革命)」などの動向にも注意が必要です。

20年も先のことを今考えたって、、と思われる方もいるかと思いますが、私たちの世代にとってはかなり深刻な問題だと考えています。私に子どもはいませんが、同世代の方々は人口がどんどん減少していく地域でこれから子どもを育てていかなければなりません。

今回のデータを見て、こども世代の将来のことを真剣に考えていきたいと思いました。

次回(いつになるかわかりませんが)は、このような社会で生きていくための将来設計を考えてみたいと思います。

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